文化財北部

糸満盛邦(いとまんもりくに)翁顕彰碑

①見どころ
 沖縄本島、特に北部地域でみられる「共同店」、「共同売店」の草分けが奥共同店ですが、その礎を築いた糸満盛邦の功績をたたえる顕彰碑です。

②概要
 沖縄県内各地で見られる共同店(「共同売店」と呼称される場合もあります。)は、一般的な商店とは大きく異なる特徴があります。それが「地域住民が出資し合って運営している商店」というところです。共同店の出資者は地域に住む住民たちであり、運営するのも地域の住民たちです。利用するのももちろん地域の住民ですから、「出資・運営・顧客」のすべてが地域住民という特殊性を持っています。こうした「共同店」又は「共同売店」は、現在、沖縄本島、主として北部地域で見られますが、その先駆けとなったのが、国頭村奥にある「奥共同店」です。共同店制度発祥の地及び制度の父とされる糸満盛邦氏をたたえた顕彰碑が、奥共同店の敷地内に建立されています。

③ヒストリー
 奥共同店の創立は1906年のことで、当時、奥で雑貨商を営んでいた糸満盛邦が自分の店を地域に譲り、共同店の礎を築きました。

④ワンポイントアドバイス
 奥共同店で購入をお勧めしたいのは、「くんじゃんナントゥ」と「奥みどり」です。「くんじゃん」とは国頭のこと、「ナントゥ」とは沖縄で古くから伝わる餅のお菓子のことです。基本的には沖縄では正月に食べるお菓子ですが、かつては店で買うものではなく各家庭で手作りをしていました。そうした奥の人たちが家庭で作った「くんじゃんナントゥ」を購入することができるのは、集落の共同出資の共同店ならではのメリットといえます。また、奥地域で製茶され奥共同店で販売されているのが「奥みどり」です。特に新茶は「日本で最も早く販売される新茶」ということもあり、全国的にも意外とよく知られているブランド茶です。

スポット情報

住所

Map Marker 〒905-1501 国頭村奥

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