文化財本島周辺離島

城山御獄

①見どころ
 航海の安全と健康、豊作を祈願する城山御嶽は、島の守り神として島民に信仰されてきました。御嶽の敷地内に入ると、一転して神聖な雰囲気に包まれます。

②概要
 沖縄本島からもはっきりと見える伊江島の鋭い岩山は、「伊江島タッチュー」という愛称で親しまれています。「タッチュー」とは、「尖っている」という意味を表す沖縄の方言で、地元では城山(ぐすくやま)と呼ばれています。昔から、近海を航海する船が目印にしていたというタッチューのふもとには、城山御嶽(ぐすくやまうたき)という聖域があります。城山御嶽はオシアゲ森とも云い、この島にある9か所の御嶽の中で、中心になる最も位の高い拝所とされています。

③ヒストリー
 城山は、神が降り立ち神と対話する聖域です。集落の人々は、聖なる城山に向かい、「押上森世主加那志(うしゃぎむいよのせがなし)」という神に祈りを捧げています。城山御嶽では、毎年旧暦の7月に大折目(うぷういみ)という祭事が行われます。折目(ういみ)とは季節の節目を指し、月例では様々な祭事があります。中でも農作業の区切りになる旧暦の7月に行われる折目は、その年の収穫を寿ぎ、次年度の豊作を祈願する予祝(よしゅく)が行われる重要な儀式なので大折目と呼ばれています。予祝とは、予め結果を期待して、色々な所作を模擬的に行う儀式です。期待した通りの結果が得られるという俗信があって、呪術的な要素も見られます。古い時代には、大折目の当日は仕事を休んで楽しむので、「遊び(アシビ)」とも呼ばれ、集落の人々にとっては貴重な休息日になっていたいわれています。このように、城山御嶽は、古くから航海安全や、健康、豊作を祈願する拝所として信仰されてきました。2020年9月には、拝殿の銘板が新しいものに取り替えられました。

④ワンポイントアドバイス
 城山(伊江島タッチュー)の頂上への登山口のすぐ近くに御嶽への入り口があります。城山に登る前に、城山御嶽で安全祈願する者も多いです。

スポット情報

住所

Map Marker 〒905-0501 伊江村東江上552

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