その他本島周辺離島

前島

① 見どころ
 かつての集落跡が比較的良好な形で残されていて、自然の美しさもさることながら、沖縄のかつての集落の道幅などもうかがい知ることができるなど、歴史的にも魅力が満載な島です。
② 概要
 前島は、渡嘉敷島の東約7kmに位置する南北に細長い島です。方言では「メージマ」と呼ばれます。また、慶良間諸島の玄関口に当たるため、「メーゲラマ」(前慶良間)とも呼ばれます。北に位置するハテ島及び中島を含む3島の総称として用いられることもあります。
③ ヒストリー
 第2次世界大戦以前は慶良間薪の製造やカツオ漁が盛んで、200人ほどの住民がいました。沖縄戦では、当時の渡嘉敷国民学校の分校長が、「兵隊がいなければ敵も攻撃しない」と考え、日本軍の駐屯を拒絶し、日本軍側がこれを受け入れたとされます。また、米軍による攻撃の被害が少なかったのは、日本軍が駐屯していなかったからとされます(この出来事は、無防備地域宣言運動全国ネットワークによって、無防備の成功例として取り上げられていました。)。戦後には、南洋群島からの引き上げ等で人口が一時約380人に増加しました。開拓が進み、簡易水道などのインフラも整備されていきました。しかし、カツオ漁が衰退すると島から移住する者が増え、1962年に発生した台風の被害によって、残った住民36名全員が沖縄本島に集団移住して無人島となりました。無人の状態は長く続きましたが、1980年から再び人が居住するようになりました。1992年頃に再度無人化しましたが、その後、数世帯の島出身者が住民登録しており、2003年からは実際に居住している者もいました。2017年1月1日時点での住民基本台帳による人口は2人でした。2019年10月時点の実際の住民は1人でしたが、80歳を超える高齢で、現在では誰も住んでいません。
④ ワンポイントアドバイス
 定期航路はありません。上陸には船のチャーターが必要です。
 定期航路はありませんが、釣り・ダイビングなどのスポットとして有名であり、訪れる人は今もなお多いです。
 桟橋は、一昨年の台風により一部破壊されました。ハブ、いのししは生息していませんが、かつての住民がヤギを放牧していたことから、野生化したヤギが多く生息しています。
 全島及び周辺海域が慶良間諸島国立公園に指定されています。 

スポット情報

住所

Map Marker 〒901-3500 沖縄県島尻郡渡嘉敷村前島

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